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THERMAL INSULATOR熱絶縁工事

熱絶縁工事

当社が行う熱絶縁工事は、鉄骨造の建築物を火災から守るために施される耐火被覆工事で、新築工事やリフォーム工事のなかでも内装の段階で行われます。法令により、柱、はり、架構、パイプサポートに不燃材で覆う耐火被覆工事が義務付けられており、一定基準の耐火被覆を施すことで、建物は耐火構造と見なされます。耐火被覆材は、従来の吹付けロックウールや、現在最も多く使用されている不織布の巻き付け用耐火被覆材、またケイ酸カルシウム成形版などで、工事対象は全て鉄骨造の建築物であり、一般住宅、ビル、マンション、商業施設、倉庫などです。

CONSTRUCTION METHOD耐火被覆工事の施工方法

耐火被覆工事の施工方法

従来は、耐火材を吹き付ける工法が主流でしたが、現在は巻き付け用耐火被覆材を使用した工法が多く、クオリティの高さや見た目の美しさが求められる場所には、耐火の性能がさらに良い成形板を使用して施工し、その上から内装業者がクロス貼りやペンキ塗装を行います。耐火被覆材は、巻き付け用も成形版の場合も、どちらも施工する場所に合わせて適度な長さに切り、貼り当てていく作業で、未経験の方でも短期間でマスターでき、材料も軽量のため女性でも施工できます。
高所での工事の場合は、高所作業車を使用して施工を行うため、高所作業車の運転資格やフルハーネスの受講修了が必要となり、資格取得のサポートも行っています。

QUESTION熱絶縁工事のあれこれ

熱絶縁工事のあれこれ
●耐火被覆工事を行わないと、鉄骨造の建築物はどのようなダメージがありますか?
火災の場合、鉄骨は燃えずにぐにゃりと曲がるので、建物自体が崩壊し、近隣の建造物に影響を及ぼします。そのため2000度くらいの温度にも耐えられる耐火被覆材で鉄骨をガードし、建物の崩壊を防ぎます。
●耐火被覆工事は天候に左右されますか?
ほとんどが内装工事の一部のため、リニューアル工事の場合は既存の建物の中で作業し、天候に関係なく施工できます。新築工事で屋根が造られていない場合のみ、天候の影響がありますが、風雨でも施工を行います。
●建築作業が未経験でもできる仕事ですか?
耐火被覆材をカットして貼りつけるという分かりやすい作業なので、未経験の方でも短期間でマスターできます。高所作業も足場ではなく高所作業車に乗るため安全で、扱う材料も軽量なので他の建築現場に比べると体への負担は軽い作業です。業界では女性の作業者も多く、高齢になっても続けられる仕事です。